きっかけは、仲間かな。
実は12月のある日の朝9時に、「結論から言う。転職先の内定断ってきた。」っていうメッセージが水野から、送られてきて・・。朝から「重いな・・・」って思いましたよ。
この10日後に、2人で立川の法務局行って、会社の登記手続きをしたのですが・・・。
これも一つのきっかけです。笑
自分の父親も事業をしていたし、過去何度か起業してもおかしくなかったタイミングはあったけれど、結果としてしなかった。当時の生活や経済状況、世の中の流れ、あと自分の志とか思い切りとか、いろいろな要素やタイミングがあって起業に至らなかったのだと思う。
そんな自分が起業したのは、本当にたまたま、この仲間との出会いがあってこそ。
とても真っ直ぐで、素直で、分かり易いメンバーが集まって、良い未来にしていきたい、楽しい未来にしていきたい、そう思っていることがお互いに理解できたから、一歩前に踏み出せた。混ざりあえば、お互いがお互いを補填し、未完成だけど雑味がなくて良い味わいになる・・・そんな感じのチームですね。笑
自分の人生についてどう思っているかと言うと、比較的自由にやりたいことをやって来たし、自分で人生を選択してきた自負はある。だから、後悔はない。
一方で、良い人生を送れているか?というと、それは少し違う。
学生時代や若い時に「素敵だな~、いいな~ぁ、この人」と思える様な人との出会いがもっとあれば、人生の選択肢はかなり広がったし、その結果も違ったんだと思います。
たらればの話しなので、こういうことを考えるのは意味ないって思う人もいるかもしれないけれど、私は自分の人生を振り返ること、そしてこれからどんな人生にしていきたいのかを考えることは、とても意味があると思っています。だから、人は成長できるし、変われるし、周囲の人や自分の人生、そして社会をより良くしていくことができるのだと思う。
自分の生き方に、ずっと疑問がありました。
このままでは何者にもなれず、何も成し遂げずに死んでしまうという強い危機感。
ふりかえってみれば、なんでそんな人が10年もサラリーマンやってたんだろうって不思議に思います。
自分が学生だった頃を思い起こすと、すごく視野が狭かったし、親の影響が強すぎました。自分で自分の可能性を狭めていた。
もっと自分を信じてあげられたら、好きなことを好きだと大声で叫べたなら、いまごろ私はもっと遠くに飛べていたと思うんです。そういう意味で、新卒カードの使い方、ファーストキャリアの選び方ってものすごく大事。
こういう体験が根っこにあるので、これから社会人になる世代の助けになるようなビジネスをやりたいって思ったんです。
もちろん今の自分は最高に好きだし、10年間お世話になった会社には感謝しかありませんよ!念のため断っておきますが!笑
人にこだわる理由・・・やっぱり人は、人から影響を受けることで成長すると思うから。
もちろん受け取り側にもよるけれど、本、TV、Youtube・・・いろいろメディがあるなかでも、直接人と会い、人の話を聞き想像を膨らませることに勝る物はない。いろいろな意見は有ると思いますが、私はそう思います。
ただこれが成立するには条件があって、受け取る側の感度が高いか、低いか。それによって得られる量や質は異なると思います。感度が高い人、何かを吸収したいと思ってその相手の対話を楽しむことができる人、もっと簡単にいうと、その人そのものやテーマに対して強い興味をもてるかどうか、好奇心が強いかどうかが、とても大事な要素だと思います。
とはいえ、そうでない人の解決策も、結局は人に関わることに行きついちゃうんですけどね。多くの人と会うことで刺激が積み重なっていくと、どこかで一気に感度があがる。これは私の個人的な経験、いままで見てきたことから言えることなんですけど。「興味が持てない」から「興味をひかれる」に変わるきっかけも、結局は人間関係なんじゃないでしょうか。
あと、これは私の好みの問題ですが、やっぱり仲間と一緒に、同じ屋根の下で仕事した方が楽しいなぁと思います。人生って楽しんだもの勝ちですし、仕事も楽しんだ方が絶対いいですし、だったら1人でやるよりも仲間とやった方が楽しいじゃないですか。本当は、学校みたいな会社、1階がオフィスで2階が住居みたいな、そんな環境が私は理想です。笑
メンバーには、「そんなの嫌だ、たまらん・・」って言われちゃうかもしれないですけどね。
前提として、公式の情報、文字になっている情報は大事です。
いろんな人の目が入っていて、客観性があるから。
特に、固有名詞が入っている情報は、誰かが一定の責任を背負って発信しているわけなので、「建前の情報だ」といって軽視するのは間違いです。
でも、誰もが直感で理解しているとおり、それだけでは「本質」は捉えられない。
これも無視できない事実ですよね。
それが自分の人生を左右する選択であるなら尚更。
「メラビアンの法則」じゃないですけど、人間の五感で感じる情報って想像以上にボリュームがある。「百聞は一見に如かず」っていう言葉もそう。
自分が知りたい世界があるのなら、その世界の住人に会いに行くのはマストだと思うんです。便利な時代なんだから、電話でもSNSでも何でも使って。
でも多くの人はやらない。私はそれが不思議でしょうがないんですよね。笑
「なぜ人に会うことにこだわるか」って?
私にとっては「それが当たり前だから」ですよ。
とにかく楽しい未来、ひとりひとりがワクワクできる世界にしていきたいですね。もう少し具体的にいうと、1人でも多くの人たちが、組織やお金に縛られずに、自分の好きな人生を、自由に、自分で選べるような世界にしたいなと思っています。
その為に必要なのは、圧倒的に「自信」なんじゃないかなと。そして自分に自信をもてるだけの能力、組織や環境に頼らなくても生きていける「個力」を身に着けることが、ワクワクする社会への一番の近道かなと思っています。
例えば、芸術家でも、アスリートでも、やっぱり個力じゃないですか。チームスポーツであっても、個力の集合がチームであって、個力が高い選手はどのチームでもやって行けると思うんですよ。学生時代、野球をやっていたのですが、甲子園に出場して思ったことは個力高いチームは、組織としての連携する精度も高い。それは、一人ひとりが自信をもっているから、積極的にチャレンジするのでチームとしての成果が大きくなる。だから強い。
一方で自信がないと、すごく不安ですよね。そうすると、どうにかして組織にしがみつこうとしてしまう。それってとても苦しいと思いますし、組織にとっても良いことではない。
そうならない為に、自分を知り、磨き、鍛え、個力を高めることが、自分の人生を生きるために必要だと思います。
じゃぁどうやって?ってところなんだけれど、これがやっぱり難しくて。笑
特に一人で考えていると、目標が定まらないというか。
自分に見えている世界ってすごく狭いから、何か気付きとか、きっかけのようなものが必要なんですよね。
個力を高めるって言っても、目指す高さは人それぞれだし、やみくもに高くすることだけが正解ではない。
いろんな価値観に触れて、これは良い、これは違う、っていう作業をくりかえす。
その結果として目指すべき北極星が定まって、一生懸命進んでいけるんだと思うんですよ。もちろん、山ほどピボットしながら、ですけど。笑
その過程でしか、個力を高めることはできない。その過程こそが「自分らしい人生」であって、その集合体が私がイメージしている「楽しい未来」じゃないかなと思います。「人類の新陳代謝を早めたい」ですね。
いままで数々の理不尽や価値観の相違と戦ってきたんですが、ことごとく敗れてきたんですよ、私。笑
あぁ、人間って結局死ぬまで変わらないのかなーって途方に暮れたりして。
突き詰めて考えると、時代が変わるって、人が死んだり生まれたりして、入れ替わることなのかなって最近思うんです。
でも諦めたわけではない。むしろ逆で、だったら若い世代に向けた事業をしなきゃって、方向転換したんです。
情報化社会っていうのなら、人生経験だってどんどん共有しなくちゃ。
そうしたら先人と同じ失敗はしなくて済むし、新しい世界を切り開く人の数が爆発的に増える。
そんなことを考えていると、もう楽しくて仕方がない。
人間の変化の回転率が上がれば、間違いなく、日本はもう一度世界一の経済大国になれる。
そんな暑苦しいことを、私は本気で信じているんですよね。